日仏会館フランス事務所|図書館

日仏文化・学術交流関連資料デジタル化及び一般公開事業

デジタルアーカイブの開設

1年間かけて、講演会のデジタルアーカイブと「日仏文化」デジタルアーカイブの開設を準備してまいりましたが、web作成をお願いしました外部業者さんのご協力もあって、3月31日に公開することができました。

 

 

ここからアクセスできます。http://www.mfj.gr.jp/agenda/numerique/index_ja.php

                                           http://www.nichifutsu-kaikan.jp/index.html

 

 

これまでデジタル化は手の届かない事業でしたが、3年前の図書館総合展のあるブースでいただいた助言が、デジタル事業に着手するきっかけになりました。それを現実のこととしていただきました公益財団法人図書館振興財団様には厚く御礼申し上げます。

 

ふたつのデジタルアーカイブはリンクしており、今後、コンテンツを充実させ、発展させていきたいと思っております。

 

スタジエール(研修生)

今年度、助成いただい事業に、学術・文化講演会のカセットテープのデジタル化があります。1960 年代より録音されてきた講演会カセットは1000本以上あり、その中から選んだ講演会の講演者に著作権許諾に関する手紙やメールを送ったり、音源を聞いてレジュメを作成したり、講演者のプロフィールを作っています。

図書室では、フランス語圏の大学等で図書館情報学ドキュメンテーションを学ぶ学生の研修を受け入れていますが、この音源のデジタル化作業をプロジェクトのひとつとして手伝ってくれました。国は違ってもライブラリアンシップは同じ、未来の図書館員、ドキュメンタリストを頼もしく感じました。

 

 ソフィはブリュッセルベルギー)から今年1月に来日、音源からデータ作成、講演者との連絡を担当しました。明日帰国です。

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ファニー(ローザンヌ:スイス)とミレナ(グルノーブル)は、図書室の引っ越しの傍ら、著作権者に手紙を書いたり、音源を聞いてデータを作成しました。

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エメリック(グルノーブル)は、カセットからのデジタル化を準備しました。

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フロランス(リヨン)は、講演者の基本的な情報を集めて準備しました。

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はじめまして

はじめまして、日仏会館図書室です。

このたび、「日仏文化・学術交流関連資料デジタル化及び一般公開事業」を助成対象として採択していただきました。この場をお借りいたしまして、公益財団法人図書館振興財団様に御礼を申しあげます。

まず、日仏会館図書室について自己紹介させていただきます。

日仏会館は、渋沢栄一と、詩人でもあった当時の駐日フランス大使ポール・クローデル等によって「日仏両国の協力によって相互の文化研究を行い、交流をはかる」ことを目的として、1924年3月7日に設立されました。来年3月には設立90周年を迎えます。

図書室は、日仏会館フランス事務所によって運営されています。図書室には、フ ランス語の図書45000冊、フランスに関する日本語の図書4000 冊、1000タイトルあまりの雑誌が所蔵されており、自由に閲覧いただけます。またNACSIS-CATに参加し、内外の館と図書館相互利用も行なっております。

このたびの事業では、日仏会館フランス事務所が主催する学術・文化講演会のカセットテープと、日仏会館が編集・発行する雑誌『日仏文化』のデジタ ル化と公開に取り組み、当館はじめてのデジタルアーカイブの構築をめざしております。

今後、進捗状況をご報告してまいります。